葉は直径1㎝前後のほぼ円形で、掌状に浅裂し、基部は深い心形をしており、光沢があります。
庭や道端でよく見かけるチドメグサは、茎を横に這うように広がって生え、除草しにくい草の一つです。
近づいてじっと観察してみると、ちょうど小さな緑白色の花を咲かせ、すでに果実(集合果)をつけているものもあります。
接写して分かったのですが、葉腋に小さな球形の散形花序を単生し、5~10個くらいの小さい5弁花をつけています。
同じ仲間のオオバチドメグサも別ページに掲載しましたので、あわせてご覧ください。
【チドメグサ(原色牧野植物大図鑑から)】
本州,四国,九州,さらに台湾から熱帯アジア,オーストラリア,アフリカに分布し,日かげの庭園や道端に生える多年草。
関東以北では、冬にはほとんど枯れて先端だけ残る。
葉は径1~1.5cmの腎円形で、光沢がある。
花は初夏から秋。
和名は、この葉を傷口につければ血が止まるといわれることからついた。
チドメグサ セリ科 チドメグサ属
R0018066 チドメグサ蕾&花 16.08.26 都城市
R0018035 チドメグサ花後 16.08.25 都城市
R0018031 チドメグサ果実 16.08.25 都城市
R0018075 チドメグサ花 16.08.26 都城市
R0018032 チドメグサ 16.08.25 都城市