『 絶滅危惧ハッチョウトンボ 都城市関之尾に群生 発見の西さん「保全を」 』 の地元紙の記事(2016.08..05付け、宮崎日日新聞) を見て、現地の散策に出向きました。

 もう、ハッチョウトンボの姿は見られませんでしたが、 ミズガヤツリのすぐ脇の草むらで、見たことのないカヤツリグサに出会しました。
 草丈30cm前後で、花穂が毬状のカヤツリグサです。

 近寄って観察すると、茎頂に葉のような苞を開出し,中心に頭状で小穂を密集しています。

 名前がわかりませんでしたので、専門家に照会し、イガガヤツリと分かりました。



【イガガヤツリ(原色牧野植物大図鑑から)】
 関東地方以西,四国,九州,琉球列島,及び台湾,朝鮮半島南部の暖帯から熱帯に分布。
 近海地の湿った平地に生える1年草。
 束生し、ひげ根を出す。
 茎は、高さ20~30cm位。
 葉は束生し、軟らかく細長い線形。
 花は秋,茎頂に葉状の苞を開出し,中心に頭状で長さ1.2cm位の小穂を密集。
 和名の毬蚊帳釣は、花穂の状態に基づく。
 種小名は、穂を多くつける意。
DSCN3449c イガガヤツリ 16.09.13 都城市関之尾町
R0018368 イガガヤツリ 16.09.13 都城市関之尾町
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DSCN3448c イガガヤツリ 16.09.13 都城市関之尾町
R0018369 真上から見たイガガヤツリ 
16.09.13 都城市関之尾町
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イガガヤツリ  カヤツリグサ科 カヤツリグサ属