センナリホオズキ  ナス科 ホオズキ属 

 ヤマホオズキと思って撮影しましたが、県総合博物館に照会したところ、センナリホオズキと分かりました。

 畑などで勝手に生えてくるらしく、多く分枝して茂るので、あまり喜ばれない雑草です。
 名は、果実がたくさん実るところから付いたようです。

 浅草の「ホオズキ市」で売られるホオズキは、かつてはこのセンナリホオズキだったと言う記録があるそうです。

 いわゆる「ホオズキ」は、萼(がく)に包まれた液果です。
 普通のホオズキは、熟すと朱色になりますが、センナリホオズキは、緑のままといいます。



【センナリホオズキ(原色牧野植物大図鑑から)】 
 熱帯アメリカ原産の帰化植物で,畑や人家付近に生える1年草。
 茎は、高さ30cmで、よく分枝し広がる。
 葉は柄があって互生し,長さ3〜7cmの卵形で先がとがる。縁には粗いきょ歯がある。
 花は夏,がくは軟らかい短毛がある。花冠は長さ約8mm。
 果実は、熟しても緑色。
 和名の千成酸漿(せんなりほおずき)は、小さな果実が多くつくことによる。
 果実は解熱薬になる。

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578-1 センナリホオズキ 07.9.15 法華岳公園

574-1 センナリホオズキ 07.9.15 法華岳公園

572-1 センナリホオズキ 07.9.15 法華岳公園