イヌクグ  カヤツリグサ科 カヤツリグサ属

 秋になると、路傍で見かける草はイネ科とカヤツリグサ科のものが非常に多くなります。
 このイヌクグも、宮崎市近郊の綾町の田園地帯の路傍で観察しました。

 カヤツリグサ科の中でも花穂の一際大きいイヌクグか、クグガヤツリかと思って撮影し、県総合博物館に照会したところ、イヌクグと分かりました。
 



【イヌクグ(原色牧野植物大図鑑から)】

 関東地方以西,四国,九州,琉球列島及び台湾の亜熱帯から熱帯に分布。日当たりのよい草地に生える多年草。
 根茎は、肥厚し、下にひげ根を出し,高さ30〜50cm。
 茎は、3稜柱形。
 葉は、軟らかく、外反する。
 花は、夏から秋。
 傘形花序は、長い包葉とともに10個内外の穂状花序をつけ,長さ3〜4mm位の小穂を密に着生する。
 小穂は、熟すと脱落する。

P1070048-3イヌクグ 08.9.22 綾町

身近な野の花 目次に戻る

トップページに戻る

P1070050-3イヌクグ 08.9.22 綾町

P1070047-3イヌクグ 08.9.22 綾町

P1070044-3イヌクグ 08.9.22 綾町

身近な野の花 9月目次に戻る

P1070051-3イヌクグ 08.9.22 綾町

P1070049-3イヌクグ 08.9.22 綾町