海岸の岩場の上に横たわるような格好で、茎を伸ばして生えていました。
花期が終っていますが、花は来年観察することとし、一応、【9月の野の花】 のページに掲載しました。
すでに豆果が実っていました。
2012年7月半ば、花の下見のつもりで美々津海岸を散策したところ、 幸運にも、早くも咲き始めたハマナタマメの花を見つけました。
険しい岩場の崖面で、周囲の木に茎を絡め、枝をよじ登るような格好で、3出複葉の厚い大きな葉を茂らせています。
早速、望遠撮影しました。
初めて見たハマナタマメの花は、独特の大きな葉の間から,淡赤紫色の花を1〜2個咲かせていました。 膨らんだ蕾は、これから順次、美しい花を咲かせることでしょう。
また、花の傍らには、早くも結実した幼豆も見られます。
残念なことに、散策路のすぐ脇の岩場の観察中のハマナタマメは、蕾一つありませんでした。
近くの茂みを覗くと、木の枝からハマナタマメの花がぶら下がって咲いていましたので、花を接写しました。
ハマナタマメの美しい花のフォルムを何とか捉えることができました。
なお、ハマナタマメの掲載ページを、【9月の野の花】 のから、【7月の野の花】 のページに変更します。
【ハマナタマメ(原色牧野植物大図鑑から)】
関東地方以西から琉球列島まで,及び台湾,中国の暖帯から亜熱帯に分布。
海辺に生える多年草で,太平洋諸島にも多い。
茎は、砂地や岩の上を横にはい,多くの葉を出して繁茂し,強くて折れにくい。
葉は、互生,長柄をもった3出複葉,厚く,小葉は長さ6〜10cm。
花は、夏から秋に咲き,長さ25〜30mm。
豆果は、長さ6〜9cm。中に2〜5個の種子がある。
和名は、浜に生える鉈豆(なたまめ)の意。
P9190009-3ハマナタマメ 09.9.19美々津海岸
R0013750ハマナタマメ 12.07.15美々津海岸
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P9190010-3ハマナタマメ 09.9.19美々津海岸
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P1140963-3ハマナタマメ 09.9.19美々津海岸
ハマナタマメ マメ科 ナタマメ属