イノデ  オシダ科 イノデ属

 常緑のシダ植物でシダ類の王者にふさわしい姿をしています。

 常緑広葉樹林域の谷筋などに生育します。

 イノデの仲間にはよく似たものが多く、同定には注意が必要といいます。

 葉柄は長さ10-25cmで、褐色から赤褐色の鱗片が密に付いています。

 鱗片の縁には糸状の突起が出ます。

 葉はやや堅く、表面は光沢があります。 裏面には毛状の長い鱗片があり、胞子嚢は中肋と辺縁の中間に付き、包膜は全縁。

 和名の由来は葉柄や中軸に光沢のある鱗片が多数ある状況をイノシシの手に例えたものといいます。

N103272 裏 06.5.22 加江田渓谷

N103273 表 06.5.22 加江田渓谷

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N103271 イノデ 06.5.22 加江田渓谷

L07519 イノデ 05.7.19 加江田渓谷

L12642 イノデ 06.5.2 加江田渓谷