ハゼノキ  ウルシ科 ウルシ属  別名 リュウキュウハゼ

 5番ホール左とグリーン奥は、コース内で最も紅葉の綺麗なところです。
 写真は、5番左で撮影した紅葉前のハゼノキです。
 花は、6番のハゼノキのところで紹介しましたので、省略します。
 また、ハゼノキとウルシとの関係も、6番のハゼノキのところで紹介しました。

 日本に自生しているハゼ(ヤマハゼ)ではなく、昔琉球から入ったので、リュウキュウハゼという別名があるそうです。
 関東地方以西から琉球列島では、野生化しています。
 ここのハゼノキが植栽したものでなければ、ヤマハゼというのが正解かも知れません。


 6番ティーグランド左にもハゼノキがあります。
 ハゼノキの紅葉の美しいことはこのコースの特徴ですが、実はハゼノキなのかウルシなのか、ヤマハゼ、ヤマウルシなのか、似たものが多いので、正確な名前はなかなか分かりません。植えたものでなく自生なら、ヤマハゼ、ヤマウルシというのが正解かも知れません。

 コース内のハゼノキの紅葉については、別掲しましたが、紅葉していないハゼノキ類は、つい見過ごしてしまうものです。
 6番ティーグランド左で、花を撮影しましたが、ハゼノキかウルシか、やはり分かりません。
 一応ハゼノキとしたのは、ウルシは漆をとるため栽培される作物であり、自生していないこと、かぶれがハゼノキより激しいので庭園や公園にはないだろうという推測です。(ヤマウルシは暖地の山地に自生します。)

 各植物図鑑の説明も、両者を区別する決定的な記述は見あたりません。
 強いて言えば、樹皮の説明がウルシにしかないので、樹皮が灰(白)色で粗く、縦に不規則に裂開しているのがウルシ、小葉に短毛があればウルシ、無毛で緑白色ならハゼノキ、核果がやや小さくて淡黄色なのがウルシ、やや大きくて白色なのがハゼノキということでしょうか。
 しかし、ハゼノキもウルシも触るとかぶれるおそれがありますので、手にとって細かい観察はできません。樹木に詳しい専門家は、樹木全体の印象で区別できるのでしょうが、図鑑に頼っているだけの素人には区別はなかなか困難のようです。

 なお、この木については、その後10月下旬に再び花がついているのを発見しました(3789、3790)。
 この木だけの狂い咲きかと思いましたが、6番左藪のほかのハゼノキについても、花のついているのを確認しました。
 今年(03年)は、サクラが秋に狂い咲きしていることが報道されていましたが、ハゼノキにも狂い咲きがあるのでしょうか。

☆☆☆ 他のトピックにも同名の植物を掲載していますので、【みやざきの山野の植物の50音索引】から検索して、併せてご覧ください。 

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PICT3395-3紅葉前のハゼノキ 03.9.05  5番左

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PICT2127-3ハゼノキ 03.5.10  6番ティーグランド左

PICT3789-3ハゼノキの花 03.10..01  6番左

PICT3790-3ハゼノキの花 03.10.01  6番左

PICT2126-3ハゼノキ 03.5.10  6番左

PICT3393-3紅葉前のハゼノキ 03.9.05  5番左