2003年秋、県道30号線で初めて見つけた木ですが、長い間、名前が分かりませんでした。

 たまたま、花の時期に通りかかったのが幸いして、クロモジと分かりました。

 本州から九州、及び中国に分布、山地に生える落葉低木、高さ2〜3mになり、ときに斜上します。
 樹皮は平滑で、暗緑色に黒い斑紋があります。
 葉は互生し、長さ5〜10cm。

 花は春、葉より早いか、同時に咲きます。
 雌雄異株で、花被6枚。
 雄花は雄しべ9本、やくは弁開します。
 
 珍しい木ではないはずですが、えびの高原の山麓、県道30号線沿線で撮影したもの以外はなかなか見かけません。

 葉より早く咲く花は、シロモジカナクギノキの花と似ているので、見過ごしているのかも知れません。

 枝葉に芳香があり、香水の原料、小楊枝をつくったりします。
 和名は、樹皮の斑紋を文字になぞって黒文字というそうです。


 その後、みやまきりしまロード高原町(県畜試付近)でもクロモジと思われる花を撮影しましたが、この木は道路の藪払い作業で伐り倒されてしまい、確認ができていません。
L11110 クロモジ 06.3.21 県道30号線
L12537 クロモジ 軟毛に覆われた新葉 06.4.29 同
L12535 クロモジ 06.4.29 県道30号線
3290152 クロモジ 06.3.29 みやまきりしまロード高原町 
3489 クロモジ 03.9.23 県道30号線
P1030487-1クロモジ花後 08.4.19県道30号線
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3290151 クロモジ 06.3.29 みやまきりしまロード高原町
L11109 クロモジ 06.3.21 県道30号線
L11107 クロモジ 06.3.21 県道30号線
L11361 クロモジ 06.3.29 県道30号線
L12539 クロモジ 06.4.29 県道30号線
クロモジ  クスノキ科 クロモジ属