カナクギノキ クスノキ科 クロモジ属
山地に普通に見られる落葉小高木です。
クスノキ科クロモジ属で、花は、同科同属のシロモジの花によく似ています。
同科アオモジ属のアオモジも、分類上カナクギノキに近いので、花の印象が似ています。
樹皮は黄白色、古くなると小片となってはげ落ちます。
葉柄は赤みを帯びます。葉は互生し、長さ5〜15cm。
雌雄異株ですが、雌株なのか雄株なのか、なかなか区別できません。
同じ時期に、シロモジもよく似た黄色い花を咲かせますので、葉の出る前のカナクギノキと間違いがちです。
カナクギノキの液果は赤熟し、なかなか綺麗です。
和名は、材を小楊枝や細工物に用いるためとされていますが、鹿の子木がなまったともいいます。
カナクギノキの黄葉も、別ページに掲載しています。
6201 カナクギノキ 04.04.20 県道1号線中腹
6202 カナクギノキ 04.04.20 県道1号線中腹