日本各地の山野に生える落葉つる低木です。
葉は3小葉からなり、波状のきょ歯があります。
同じ科のアケビは、葉が5小葉からなり、全縁なので、区別できます。
若枝では互生し、古い短枝には束生します。
花は春に咲き、短枝の葉の中から柄を出し、濃紫色の花を総状花序につけます。
雄花は多数付き、基部に数個の大型の雌花がつきます。
雌花の花弁に見えるものは顎片で、雌しべは3〜6本。
雄花の顎片は長さ2mmと小さく、表からは見えません。
雌雄同株です。
果実は秋に熟すと、縦に裂け、種子を含む果肉が露出し、甘くて食べられます。
つるは、バスケットや籠などを編むのに用いるといいます。
加江田渓谷で撮影したミツバアケビの写真も、【加江田渓谷の植物】 のページに載せました。
ミツバアケビ アケビ科 アケビ属
L11484 ミツバアケビ雌花 06.03.30 28号線田野町
L11415 ミツバアケビ 06.03.30 28号線田野町
L11416 ミツバアケビ 06.03.30 28号線田野町