ミツバアケビそのA  アケビ科 アケビ属

 日本各地の山野に生える落葉つる低木です。

 葉は、3小葉からなり、波状のきょ歯があります。
 若枝では、葉は互生し、古い短枝には束生します。
 
 花は、春に咲き、短枝の葉の中から柄を出し、濃紫色の花を総状花序につけます。

 雄花は小型で、花序の先の方に多数つき、基部に数個の大型の雌花がつきます。
 雌花の花弁のように見えるものは顎片で、雌しべは3〜6本、雄花の顎片は長さ2mmと小さく、表からは見えません。
 雌雄同株です。


 果実は、秋に熟すと縦に裂け、種子を含む果肉が露出し、甘くて食べられます。

 つるは、バスケットや籠などを編むのに用いられます。



 県道28号線田野町でもミツバアケビを撮影しましたので、別ページに掲載しました。
 また、別の場所で、秋に果実も観察しましたので、写真を追加しました(4段目の2枚の写真)

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N106316 ミツバアケビ 06.9.18 県道1号線

N106315 ミツバアケビ 06.9.18 県道1号線

L11458 ミツバアケビ 06.3.31 加江田渓谷

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L11456 ミツバアケビ 06.3.31 加江田渓谷

L11459 ミツバアケビ 雌花 06.3.31 加江田渓谷

L11462 ミツバアケビ 雄花 06.3.31 加江田渓谷