ヨウコウザクラ  バラ科 サクラ属

DSCN6482-1ヨウコウザクラ 11.03.15宮崎市平和台公園

DSCN4512bヨウコウザクラ 14.03.15宮崎市平和台公園

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3月の花 目次に戻る
 園芸種のサクラですが、多くの県民がよく訪れる宮崎市の平和台公園で、四本並んで、鮮やかな美しい花を一斉に咲かせていましたので、ホームページに載せることにしました。
 写真は、そのとき撮影したものです。

 陽光桜は、アマギヨシノと寒緋桜(カンヒザクラ)との交配によって作出された桜だそうです。
 開花時期は、ソメイヨシノよりも少し早く、寒緋桜(カンヒザクラ)の紅色が強く残されているような鮮やかな花色です。

 名前のとおり、春の陽射しの下、サクラとは思えないほど色濃く見事な花を見せます。
 写真にみられるように、花は、淡紅色の一重咲きで、日射しをいっぱいに浴びて、枝から垂れ下がるように咲きます。 


 2014年、ヨウコウザクラの開花状況の下見を兼ねて、3年前にヨウコウザクラを観察した同じ日に、平和台公園に出向きました。

 肌寒い風が吹いていましたが、予想に反し、四本並んだヨウコウザクラは、どの木も鮮やかな美しい花を一斉に咲かせていました。
 遠景のため、写真では、紅色がかった鮮やかな花色に見えませんが、近寄ってみると、色濃く見事な花色でした(最下段の写真)



【ヨウコウザクラ(日本のサクラ(山と渓谷社)から)】
 落葉高木。
 成葉は長さ9〜13cm、幅5〜7cm、倒卵形で先端は尾状鋭尖形、基部は円形。鋸歯はやや細かい重鋸歯で先端は鋭尖形。表面は濃緑色で光沢があり、無毛、裏面は淡緑色で光沢はなく、側脈及び細脈上に毛がある。

 葉柄は長さ約2cmで、上端に蜜腺が1〜2個ある。
 
 花序は散形状で、ふつう3花からなり、花は下垂する。鱗片葉の外面にはほぼ全体に短毛があり、先端には長い伏毛がある。
 小花柄は淡緑色で、ふつう上部から暗紅紫色を帯び、開出毛が多い。
 萼筒は、長鐘形で無毛、暗紅紫色または紅赤色。萼裂片は長楕円状披針形で無毛、全縁で縁毛があり、内側がへこんで舟底形になっている。

 花は直径4.5cm。花弁は5個、広楕円形で淡紅紫色、多少うねるようなしわがある。

DSCN6476-1ヨウコウザクラ 11.03.15宮崎市平和台公園

DSCN6489-1ヨウコウザクラ 11.03.15宮崎市平和台公園

DSCN6477-1ヨウコウザクラ 11.03.15宮崎市平和台公園