ウコンザクラ

　『薄緑色の珍しいウコンザクラが満開！』　というＴＶの全国ニュースを聞いて、県総合運動公園の日本庭園に植えられているウコンザクラのことを思い出し、早速、観察に出かけました。

　運良く、目指すウコンザクラは、今まさに満開の状況で、綺麗な鬱金色の花をたくさん咲かせていました。

　手入れをしていた係の人は、年々、少しずつ緑にピンクが混じって来ている…と嘆いていましたが、緑色がかった淡黄色のウコンザクラは、すぐ近くのソメイヨシノの淡紅色とは趣の違う花色をしていました。

　今後もずっと鬱金色の奇麗なウコンザクラが咲き続けることを念じながら、樹上の花をズームアップしました。

　なお、黄緑色の八重花を咲かせるギョイコウザクラも、別ページに掲載しましたので、あわせてご覧ください。

【ウコンザクラ（原色樹木図鑑（北隆館）から）】
　北海道西南部、本州、四国、九州に分布する落葉高木。
　葉は長さ７～１１ｃｍの楕円形か長倒卵形で、鋸歯の先は芒状、両面無毛、葉柄上部に蜜腺２～４個あり。
　４つき中旬～下旬、径３．５～４ｃｍの淡黄緑色八重花が散房花序になって２～４個開く。
　花弁は１１～１５，円形か広楕円形で波状鋸歯あり。
　がく筒はロート形、がく片は卵形で無毛。雄しべ２５～３０。