2008年11月、美々津海岸を散策中、海岸へ通じる坂道の藪で、あまり見慣れない果実をつけた蔓性の植物を見かけ、県総合博物館に問い合わせたところ、ハマニンドウと分かりました。

 花期は、晩春とのことです。2012年5月中旬でしたが,花の観察に出掛けました。
 春に寒い日が続いたため、ほとんどが蕾で、ちらほら咲き始めていました。

 ニンドウはスイカズラの別名で、あちこちで見かける大変ポピュラーなスイカズラの仲間です。

 スイカズラが短毛が密生するのに対して、ハマニンドウは無毛なので区別できるそうです。
 
 

【ハマニンドウ:(原色牧野植物大図鑑から)】
 紀伊半島以西,琉球列島及び台湾,中国東南部の亜熱帯に分布。海岸に近い土地に生えるつる性の低木。
 キダチニンドウに似ているが,若い枝の先以外はほぼ無毛で,葉裏には腺点もない。
 葉は、長さ4〜10cm。
 花は、晩春,2花が並んでつく。子房は2個並ぶが離れている。
 花冠は長さ4〜6cm,初め白色,のちに黄色を帯びる。

DSCN2036aハマニンドウ 12.05.16美々津海岸

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ハマニンドウ  スイカズラ科 スイカズラ属

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