オオヤマレンゲの近くに、シロドウダン、ベニドウダンが揃って咲いていると聞きましたが、2004年6月にはベニドウダンを観察できませんでした。
2005年は、タイミングがよかったとみえ、多く花をつけたベニドウダンを容易に見ることができました。
本州中部以西,四国,九州の山地に生え、また庭木として栽植される落葉低木です。
枝は、輪生状によく分枝します。
葉は、枝先に輪生状に互生し、その下にぶら下がるようにして総状花序に花をつけます。
花冠は長さ6〜8mm、先は細かく裂けています。
シロドウダンがベニドウダンの母種だそうです。
ほぼ一ヶ月前の4月末、えびの高原の麓、環野地区で、すでに満開になっていたベニドウダンを見かけ、別途、【4月の花】 のページに掲載しています。
恐らく、園芸種と思われます。花冠の模様が野生のものとやや異なるようです。
なお、硫黄山の帰路、県道1号線沿線沿いで、シロドウダンとベニドウダンが、同じ場所に一本ずつ生えているのを見かけました(赤松千本原よりやや小林市寄り)。
そのベニドウダンは、硫黄山のものより赤い色が濃いように思われましたので、写真を追加しておきます(最下段)。
ベニドウダン ツツジ科 ドウダンツツジ属
L06011 ベニドウダン 05.06.01 えびの高原硫黄山
L06061 ベニドウダン 05.06.01 県道1号線
L06023 ベニドウダン 05.06.01 えびの高原硫黄山
L06014 ベニドウダン 05.06.01 えびの高原硫黄山