ツルアジサイとよく似ていますが、ツルアジサイはユキノシタ科アジサイ属、イワガラミはイワガラミ属です。

 もともとイワガラミを探していて、先に見つけたのがツルアジサイで、数日後にイワガラミも見つけることができました。 

 イワガラミは、装飾花の花弁が1枚、ツルアジサイは3〜4枚ですので、見分けがつきます。

 両者とも茎から気根を出して他の木をよじ登りますので、花に近寄ることが難しく、撮影には苦労しました。 

 山地の林内に生える落葉つる植物です。

 茎は、大きいもので径5p位になるそうです。

 葉は、広卵形で先はとがり、縁にはややまばらに鋭い鋸歯があります。
 ツルアジサイの葉と似ていて区別がつきませんが、どちらかというと、ツルアジサイの葉の方が丸味があり、鋸歯は細かいように感じました。

 長い葉柄は、赤みを帯びているものがありました。

 花は初夏、大きい白い花弁状のがく片1枚をもつ装飾花(中性花)が、花序の周囲に数個あります。

 普通花(両性花)を拡大してみると、それぞれ満開の花、まだ蕾状の花が混在しているのが分かります(L612015)。

 和名は、気根で岩に絡みつくのでといいますが、岩に絡んでいるイワガラミはなかなか見かけません。

 そう思っていたら、岩ではありませんが、道路の擁壁に絡みついているイワガラミを見つけました。
 コンクリートの擁壁に、横に広がっていました。
 道路端の近寄れるところでしたので、花の接写もできました。


 加江田渓谷では、渓谷に大きく下垂しているイワガラミを観察し、撮影しました。 

イワガラミ  ユキノシタ科 イワガラミ属

L06467 イワガラミの葉 05.6.12 県道30号線白鳥付近 

L612001 イワガラミ 05.6.12
みやまきりしまロード小林

L612015 イワガラミ 05.6.12
みやまきりしまロード小林

L06824同普通花の一部は蕾 05.6.24 409号線環野

L619093イワガラミの花 05.6.19 409号線環野

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L619092擁壁に絡みつくイワガラミ 05.6.19 409号線環野

L06459 イワガラミ 05.6.12 みやまきりしまロード小林

L06466 イワガラミ 05.6.12 県道30号線白鳥付近