ボタンクサギ(牡丹臭木)は、小さな濃桃色の五弁花を多数集合し、こんもりと半球状に美しい花を咲かせる落葉低木です。

 暖地の庭園花木として植栽されますが、野生化したものも多く見られます。

 小花は、蕾の頃は紅色で、開花すると薄紅色(桃色)となります。

 小花の花冠は高杯形で、花先が五裂し、それぞれがやや反り返り気味となっています。

 名前のとおり、クサギの花に似ており、別名ベニバナクサギといいます。

 葉には異臭がありますが,花はいい匂いです。

 葉は、広い卵形をしており、花穂と同じ位大きく、対生して付きます。


 紅色をした蕾は、遠目にはヤマシグレと見間違うこともありますが、ヤマシグレは、スイカズラ科ガマズミ属、ボタンクサギは、クマツヅラ科クサギ属で、全く別の種です。

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ボタンクサギ  クマツヅラ科 クサギ属 別名 ベニバナクサギ 

7955 ボタンクサギ 04.7.16 県道30号線

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L07191 ボタンクサギと蝶 05.7.3 県道30号線

7932 ボタンクサギ 04.7.14 県道30号線