ヤマシグレとボタンクサギは、同じ頃咲き、遠目には蕾が似ています。

 この二つの植物は、昨年も見かけましたが、花を撮影していなかったので、ヤマシグレかボタンクサギか分かりませんでしたが、今年は、たまたま両方を同じ日に見つけましたので、比較しながら観察ができました。

 ヤマシグレはえびの高原近く、ボタンクサギはかなり麓に近いところでした。

 ヤマシグレはスイカズラ科ガマズミ属、ボタンクサギはクマツヅラ科クサギ属です。

 ヤマシグレは、近畿地方以西の本州・四国・九州に分布する落葉低木です。
 
 ガマズミの仲間ですが、赤い蕾が綺麗で特徴があります。
 主に、ブナ林域の林床に生育します。

 葉は対生し、長さは6〜17cm。 縁には、規則正しい波状の鋸歯があります。
 真っ赤に紅葉したヤマシグレの葉を撮影し、別ページに掲載しました。

 また、赤い蕾が長く目立ち、花冠は筒状でほとんど開かず、中から5本の雄しべがのぞきます。
 果実は、赤から黒く熟します。 

7915 ヤマシグレ 04.7.14 県道30号線

N104849 ヤマシグレ 06.7.17 県道30号線

L07163 ヤマシグレ 05.7.3 県道30号線

DSCN8870 ヤマシグレ 11.07.10 県道30号線

DSCN8869 ヤマシグレ 11.07.10 県道30号線

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7916 ヤマシグレ 04.7.14 県道30号線

ヤマシグレ スイカズラ科 ガマズミ属