ウメモドキは、美しい真っ赤な実をつけ、庭木や生花用にも栽植される落葉低木です。

 花期のウメモドキはあまり目立たないので、えびの高原荘の入り口右側の低木(最上段の写真)しか観察したことがありませんでした。

 ウメモドキは、アオハダと同じ仲間で、同じ時期、同じように目立たない花を咲かせますので、ときどき間違います。

 えびの高原のウメモドキを研究しているグッドマン氏のホームページなども見ながら、えびのキャンプ場でウメモドキを探してみました。

 2段目の写真は、恐らくえびのキャンプ場で、最も代表的なウメモドキと思います。
 細い枝をよく分け、枝は灰色、枝や葉には短毛があります。
  ちょうど淡紫色の花が、綺麗に咲いていました。

 花は初夏に咲き、花弁は小さく、4〜5数性です。
  集散花序に、雌花は1〜7花,雄花は7〜15花をつけるといいます。
 雌雄異株なので、秋の果実も観察したいと思います。
 果実は、径約5mmで真赤に熟し、晩秋から冬中、美しく残ります。

 結局この日は、えびのキャンプ場で4カ所、元宮交ホテル跡地で1カ所のウメモドキを確認することができました。
 花は、淡紫色とされていますが、ほとんど白色に近い花をつける木も数株ありました。

 なお、同じ科のミヤマウメモドキは白色ですが、北日本の分布です。

 赤いウメモドキの果実ウメモドキの黄葉も別途掲載しました。

 また、西日本に多いといわれるイヌウメモドキの花は、別途掲げましたので、比較してご覧ください。

N104638 別のウメモドキ 06.07.09 えびのキャンプ場

N104627 ウメモドキ 大きな株の花 
06.07.09 えびのキャンプ場

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N104630 ウメモドキ 同 06.07.09 えびのキャンプ場

N104621 ウメモドキ大きな株の幹 
06.07.09 えびのキャンプ場

N104628 ウメモドキ 同 06.07.09 えびのキャンプ場

N104640 4638のウメモドキ 06.07.09 キャンプファイヤー広場の背後地

7668 ウメモドキ 04.07.04 えびの高原荘

N104615 ウメモドキの大きな株 06.07.09 えびのキャンプ場

ウメモドキ  モチノキ科 モチノキ属