リュウゼツラン  リュウゼツラン科 リュウゼツラン属  別名 マンネンラン

  リュウゼツランは、かつては、数十年に一度しか咲かないとか、100年目に開花するということから、英名 century plant が生まれた等といわれていましたが、実際は、10〜20年で開花するそうです。

 県庁庭園のリュウゼツランが長い花茎を出し、蕾を沢山つけたので、開花を待ち望み、観察を続けていたところ、残念ながら、開花を目前にしたある日、花茎が倒伐されてしまいました。
 花の咲いた茎は、倒れて枯死するそうですので、県庁本館玄関左手に植えられていたので、あらかじめ伐ったのかも知れませんが・・・。

 リュウゼツランの花を観察する絶好の機会を失ってしまいましたので、代わりのリュウゼツランを探しに、急遽、県総合運動公園に植えられているリュウゼツランの調査に出掛けました。

 タイミングよく、県庁庭園のリュウゼツラン同様、長い花茎を伸ばし、たくさんの蕾をつけたリュウゼツランの株をいくつか見つけました。
 蕾は、まだまだ硬かったので、その後何回か観察に出掛け、漸く、見事に開花したリュウゼツランの花を撮影することができました。


 シマサルスベリの果実を観察した帰りに、運良く枯死をのがれたリュウゼツランに、果実が稔っているのを見かけましたので、写真を追加しました(下の3枚の写真)



【リュウゼツラン(原色牧野植物大図鑑から)】
 キシコ原産,ふつう庭園に栽植されている常緑多年草。
 暖地では、野生化している。
 短い走出枝から、苗を分けて繁殖する。
 葉は、多数ロゼット状に集まり,多肉で、長さ1〜2m。
 花はまれで,数十年経ったものは、高さ6〜9mの茎を出し,多数の花をつける。
 花後その株は枯れる。
 和名は、葉形を竜の舌にたとえたもの。

身近な野の花 総目次に戻る
身近な野の花 7月目次に戻る

DSCN5947-1リュウゼツラン果実 10.12.06県総合運動公園

DSCN4079-1雌しべ&雄しべ 10.07.29県総合運動公園

DSCN3479-1リュウゼツラン蕾 10.07.03県総合運動公園

DSCN5949-1リュウゼツラン果実 10.12.06県総合運動公園

DSCN5951-1リュウゼツラン果実 10.12.06県総合運動公園

DSCN4083-1枯死前のリュウゼツラン 10.07.29県総合運動公園

DSCN3804-1リュウゼツラン 10.07.16県総合運動公園

DSCN3583-1リュウゼツラン蕾 10.07.09県総合運動公園

DSCN3807-1リュウゼツラン 10.07.16県総合運動公園

DSCN3805-1リュウゼツラン 10.07.16県総合運動公園

トップページに戻る

DSCN3810-1リュウゼツラン 10.07.16県総合運動公園

DSCN3822-1リュウゼツラン 10.07.16県総合運動公園