カゴノキ クスノキ科 アオモジ属 別名 カゴガシ、カノコガ、コガノキ
暖地に生える常緑高木です。
樹皮に特徴があります(4段目右側の写真)。
はじめ、樹皮は、平滑で淡紫黒色、のちに円い薄片となってはげ落ち、そのあと白い鹿の子模様となるので、カゴノキの名があるそうです。
材は、器具,建築,薪炭に用いるそうです。
葉は互生し、長さ5〜10cmで革質です。
花期は夏といいます。雌雄異株です。
8月に撮影した写真は、まだ完全には開花していない蕾のようです。
開花を待って撮影し直すつもりです。
花のつきかたは、同属のバリバリノキと似たところがあります。
液果は、翌年の夏に紅熟するとありますが、僅かに1個の赤い実を見つけただけでした(2〜3段目の2枚の写真)。
場所は違いますが、9月中旬、えびの白鳥下湯付近で見かけたカゴノキが開花していましたので、写真を追加しました(3〜4段目の2枚の写真)。
雌花のようですが、小さく、分かりにくい花です。
なお、市民の森のカゴノキは、まだ固い蕾で、花(雄花)が咲いたのは、10月に入ってからでした(5段目の2枚の写真)。
2014年9月、市民の森公園のカゴノキが蕾をつけた後、開花を再び待ちましたが、タイミング悪く、花(雌花)は終わっていました(6段目の2枚の写真)。
2014年9月、高鍋湿原で花真っ盛りのカゴノキを見かけました。
近寄れませんでしたが、雄株のようです(7段目の2枚の写真)。
このように、カゴノキの花は、場所や個体によって、随分開花時期が違うようです。
なお、 カゴノキの果実は、別ページに掲載してありますので、あわせてご覧ください。
L919250 カゴノキ雌花 05.9.19 白鳥下湯付近
L08818 カゴノキ雄花 花後 05.10.3 市民の森公園
L08819 カゴノキ雄花 花後 05.10.3 市民の森公園
DSCN0251cカゴノキ雄花 14.09.18高鍋湿原
DSCN0250cカゴノキ雄花 14.09.18高鍋湿原
DSCN0068cカゴノキ雌花 蕾 14.09.11市民の森公園
R0016677カゴノキ雌花 花後 14.09.25市民の森公園
L07861 カゴノキの幹 05.8.12 市民の森公園
L08613 カゴノキ雌花 05.9.19 白鳥下湯付近
L07729 カゴノキ 05.8.10 市民の森公園
L07862 カゴノキ 05.8.12 市民の森公園