N105856 ガガブタ 06.8.30 平和台公園新池

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ガガブタ  ミツガシワ科 アサザ属   国:準絶滅危惧
                         県:絶滅危惧TB類

 葉はスイレンに似ていますが、近寄って見ると、花は全く違い、特徴のある花でした。

 花の内面には、白い長毛が密生しています。

 花びらは5枚かと思いましたが、花冠が深く5裂しているのだそうです。

 各地の池や沼に生える多年生の水草で、茎は細長く、水底の泥の中にひげ根を下ろします。

 葉は、径7〜20cmの心臓形、基部がT字状にふくらんだ柄をもち、水面に浮かびます。

 花は夏、葉柄の基部に束生し、花冠は径1.5cm位の白色で、星形に5裂します。

 花は、朝から昼過ぎまで開いており、夕方には水中に没する1日花だそうです。

 水質汚染に弱く、全国的に減少しており、国は絶滅危惧U類に指定しているそうです。

 撮影した池もかなり汚れていました。

 ガガブタとはおもしろい名前ですが、ガガは影の転訛で鏡の意味、鏡の蓋ということになります。
 漢字では鏡蓋。



 ガガブタと同科同属の稀少植物で、ガガブタよりも一回り大きな黄色い花を咲かせるアサザも、別ページに掲載しましたので、あわせてご覧ください。

N105847 ガガブタ 06.8.30 平和台公園新池

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