同科同属のミズキより、一月遅れで開花するクマノミズキの花は、【6月の花】のページで、取り上げましたが、クマノミズキはかなりの高木です。
 果実を間近に観察する機会は、なかなかありませんでした。

 県道1号線蘇於峯橋のすぐ真下に、たくさんの果実をつけたクマノミズキの木が生えており、幸運にも紫黒色に熟したクマノミズキの果実を観察することができました。
  
 果実の先端は、顎筒の跡でしょうか、凸が残っています。

 なお、ミズキの果実は、別ページに掲載してありますので、あわせてご覧ください。



【クマノミズキ(原色牧野植物大図鑑から)】
 本州から九州まで及び朝鮮半島,台湾,中国,ヒマラヤの温帯から暖帯に分布し,山地に生える落葉高木。
 高さ10m位,若枝には稜がある。
 葉は対生し、長さ10~15cmの長卵形。
 花は初夏,新しい枝先に散房花序をつける。
 和名の熊野水木(くまのみずき)は、和歌山県の熊野に産するミズキ類の意。
 庭木の他,材は下駄,箸,玩具などに用いられる。
クマノミズキ果実  ミズキ科 ミズキ属
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DSCN0300cクマノミズキ 14.09.26県道1号線蘇於峯橋
DSCN0303cクマノミズキ 14.09.26県道1号線蘇於峯橋
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DSCN0302cクマノミズキ 14.09.26県道1号線蘇於峯橋