シキキツ

　宮崎市の橘橋北詰に、植栽されています。

　「橘」の標示板がつけられていましたが、実際はタチバナではなく、シキキツ（四季橘）だそうです。

　かつて、　【みやざきの街路樹】　をまとめているとき、複数の専門家から疑問が呈示され、あらためて県の亜熱帯作物支場に照会して、シキキツであることが分かったものです。

　記録のため、掲載しておきます。

　東南アジアに広く分布し、ジュース飲料や、紅茶に輪切りにして浮かべたり、肉や魚料理に緑色の果実をつけたり、レモンやライム以上に利用されているそうです。

　果実は、キンカンに似ており、みかんとキンカンの雑種と見なされています。

　文字どおり、四季に花が咲くので、鉢植えにして年中咲く花、年中なる果実を楽しむ等、観賞用に利用されているそうです。

　写真でも、花と果実が一緒に見られます。

　しかし、この木で花が四季を通じて咲くのは、確認していません。

　その後、道路管理者、市役所、宮崎交通、タチバナの所有者、造園業者などと協議し、「橘」の標示板を撤去するとともに、隣接する道路サイドの公園に、本物のタチバナを植栽することができました。

　関係した皆様にお礼申し上げます。

　そのタチバナの写真は、タチバナのページに掲載してあります。