侘助という変わった名前です。
茶道のわび(侘)とすき(好)の複合語とも、また、千利休と同じ時代の茶人侘助がひどくこの花を愛玩したことから、侘助と呼ばれるようになったという説などいろいろあるようです。
ワビスケは、ツバキとチャノキの雑種という説と、ウラクツバキから生まれたとする説があるそうです。
いずれにしても、茶人に愛された花木であることは間違いないようで、華やかに咲き誇るツバキに対して、つつましく、謙虚に花をつけ、侘び、寂びの奥ゆかしさが愛されたようです。
花言葉も、「簡素、控えめ」 だそうです。
やや小ぶりの椿で、花が開ききらず筒状に止まる特徴があります。
椿のように、ポトッと花が散ってしまいます。
白花をシロワビスケ、他の色のものは単にワビスケと呼ばれるそうです。
いろいろ話題の多い植物ですので、園芸種ですが、このホームページに掲載することにしました。
ワビスケ ツバキ科 ツバキ属
L10282 ワビスケ 06.1.26 フローランテ宮崎
L10283 ワビスケ 06.1.26 フローランテ宮崎