普通どこにでも生えるイヌタデにも白花があるそうですが、シロバナサクラタデは明らかにイヌタデに比べると大型です。

 穂状花序も10pを優に超えます。

 日本各地の水湿地に生える多年草とされていますが、写真に撮った場所は、湿地というより普通の原野でした。

 茎は高さ50〜100cm、無毛、乾けば赤褐色となるそうです。
 葉は長さ7〜15cm、厚く細毛があります。

 花は夏から秋、枝先に穂状花序を出します。
 がくは5深裂,長さ3mm位で半開、腺点があります。

 和名は桜蓼に似て、花が白色という意だそうです。



 加江田渓谷で撮影したシロバナサクラタデも別ページに掲載しました。
 また、同じ科・属のサナエタデハナタデボントクタデヤナギタデも、別ページに掲載していますので、あわせてご覧ください。


 2014年、宮崎市佐土原町巨田大池の茂みで、シロバナサクラタデが群生しているのを見かけました。

 枝先に伸びた穂状花序は10cm以上の長さで、木陰の涼風に揺れていました。
 びっしりと白色の小さな花ですが、花の様子も接写しましたので、写真を追加しておきます(4〜6段目の4枚の写真)

シロバナサクラタデ  タデ科 タデ属

R0016612シロバナサクラタデ 14.09.18佐土原町巨田大池

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R0016609シロバナサクラタデ 14.09.18佐土原町巨田大池

N108003  シロバナサクラタデ 06.11.7 宮崎市青島付近

L09207 シロバナサクラタデ 05.10.19 平和台公園

R0016613シロバナサクラタデ 14.09.18佐土原町巨田大池

R0016611シロバナサクラタデ 14.09.18佐土原町巨田大池

L09199 シロバナサクラタデ 05.10.19 平和台公園

L09212 シロバナサクラタデ 05.10.19 平和台公園