オオハンゲ  サトイモ科 ハンゲ属

 岐阜県以西の暖地に生える多年草です。

 サトイモ科独特の仏炎苞(ぶつえんほう、ラッパ状の総苞)をつけますが、マムシグサ、ウラシマソウなどのテンナンショウ属ではなく、カラスビシャクとともに数少ないハンゲ属の植物です。
 カラスビシャクは3小葉、このオオハンゲの葉は3深裂です。

 球茎は、径3cm内外、上部から根を出します。

 葉は1球に数個つき、葉柄は長さ30cm内外あります。

 花は夏、長さ20〜50cmの花茎の頂に、1肉穂花序をつけるとされていますが、7月に撮影した写真も、10月に撮影した写真も、仏炎苞がはっきりしています。

 仏炎苞は、筒部でくびれ、それ以下は花序軸と合着します。
 雌花群は合着部につき、雄花群は上部の花序軸を囲みます。

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L09233 オオハンゲ 
05.10.20 加江田渓谷

L07512 オオハンゲ
05.7.19 加江田渓谷

L07511 オオハンゲ 05.7.19 加江田渓谷

L09232 オオハンゲ 05.10.20 加江田渓谷