ホザキイカリソウは、他のイカリソウの花序とはやや趣の異なる花序をしています。
まさにその名のとおり、花穂が大きな円錐花序をつくっており、花も、黄色い蜜槽状の花弁をしています。
また、黒味がかった紫色の蕾もファンタジックで、印象的です。
【ホザキイカリソウ(原色牧野植物大図鑑から)】
中国原産の常緑の多年草。
日本へは、天保年間(1830−1843年)に入り、薬用としてまれに栽植される。
高さ30〜40cmになる。
根生葉は、2回3出複葉で、茎葉は3出葉を2〜3枚出す。小葉は無色、縁に刺毛がある。
花は、春に咲き、径6mm位。
がく片8枚で、内外2列になる。
花弁は4枚、黄色で蜜槽状、短い距がある。
和名の穂咲イカリ草は、大きな円錐花序をつくる花穂に基づくもの。
ホザキイカリソウ メギ科 イカリソウ属
P4020023-3ホザキイカリソウ葉 09.4.02薬草地域作物センター
P4020019-3ホザキイカリソウ 09.4.02薬草地域作物センター
P4020011-3ホザキイカリソウ 09.4.02薬草地域作物センター
P4020018-3ホザキイカリソウ 09.4.02薬草地域作物センター