オキナグサは、、絶滅危惧の希少種で、県内では、都井岬の草原にしか自生していないといわれています。

 このホームページに、既に掲載しているオキナグサは、県薬草・地域作物センターに植栽されているオキナグサを撮影したものですが、『宮崎市高岡町和石(よれし)地区に希少種のオキナグサが自生し、ひっそりと咲いている・・・』 との地元紙の記事(2010年3月22日付け宮崎日日新聞)を読んで、早速、和石地区を訪ねました。

 生憎の大雨の中、なんとか和石地区に到着しましたが、オキナグサの自生地への道を尋ねようにも、集落の人になかなか出会えず、自生地がどこか見当もつかないまま、諦めて帰路に着きました。


 その後、オキナグサを取材した新聞記者の方から、和石地区の自治会長さんを紹介していただき、再び和石地区を訪ねました。

 当日、肝心の自治会長さんはご不在でしたが、途次出会った地区の方々に道案内いただいたお陰で、オキナグサの保護活動をしておられる方の自宅の裏山にようやく辿り着くことができました。

 幾段も続く小高い丘のあちこちに、花真っ盛りのオキナグサが自生し、見事な大株も沢山見られます。
 早く開花したのでしょうか、既に毛が密生する長い花柱になっている株もありました。

 数え切れない位沢山のオキナグサが自生する様子を間近に観察する機会を得ましたので、別ページを新設し、その時撮影した写真を掲載することにしました。

 当日、いろいろと親切にご案内いただいた和石地区の皆さんに、心からお礼申し上げます。
 本当に有り難うございました。




【オキナグサ(原色牧野植物大図鑑から)】
 本州,四国,九州及び朝鮮半島,中国の温帯から暖帯に分布。日当たりのよい山野に生える多年草。
 全体に長い白毛を密生。
 花時高さ10cm位,花後30cm。
 根生葉は束生,長柄がある。 
 花は春,がく片6枚は長さ2cm位。
 和名の翁草は、果時に白い毛が密生する宿存性の長い花柱が集まる状態が,老人の白髪のようであるため。
 漢名白頭翁。

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DSCN0727-1オキナグサ 10.03.27宮崎市高岡町和石

R0010208-1自生地の丘 10.03.27宮崎市高岡町和石

R0010204-1オキナグサ花柱 10.03.27宮崎市高岡町和石

DSCN0744-1オキナグサ 10.03.27宮崎市高岡町和石

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DSCN0718-1オキナグサ 10.03.27宮崎市高岡町和石

オキナグサ キンポウゲ科 オキナグサ属    国:絶滅危惧種U類
                              県:絶滅危惧TB類 

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DSCN0757-1自生地の丘 10.03.27宮崎市高岡町和石

DSCN0721-1オキナグサ 10.03.27宮崎市高岡町和石

R0010193-1オキナグサ 10.03.27宮崎市高岡町和石

DSCN0717-1オキナグサ 10.03.27宮崎市高岡町和石

DSCN0690-1オキナグサ 10.03.27宮崎市高岡町和石

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DSCN0710-1オキナグサ 10.03.27宮崎市高岡町和石

DSCN0707-1オキナグサ 10.03.27宮崎市高岡町和石