ゼニゴケ雄器托

　日当たりのよくない林縁の草に混じって、ユーモラスな形の突起物をつけたゼニゴケを見かけました。
　
　図鑑を調べてみると、ゼニゴケの雄株の雄器托と分かりました。

　ゼニゴケは、住宅地であろうと、山地であろうと、湿った場所であればどこにでも生える苔類です。

　丸い杯状体から円盤状の無性芽が形成され、周辺にばらまかれて繁殖するそうですが、有性繁殖もするそうです。

　雌雄異株で、雄株も雌株も無性生殖で増えますが、雌株からは雌株、雄株からは雄株が増殖するのだそうです。