P5070035-3ヒメツルソバ 09.5.07薬草地域作物センター

ヒメツルソバ タデ科 タデ属

 帰化植物ですが、至るところで雑草化しているのを見かけますので、撮影しました。
 我が家の庭にも、いつの間にか入りこんでいます。
 
 花は、直径1cmほどの球状花序を多数つけます。
 よく見ると、なかなか綺麗な花で、草姿は、同科同属のミゾソバにそっくりです。



【ヒメツルソバ(日本の帰化植物(平凡社)から)】
 市街地や民家周辺の庭先や石垣、コンクリートの隙間などに生える多年草。
 茎は匍匐し、分枝して四方に広がり、赤褐色の粗毛を密生する。
 葉はやや蜜に互生し、短柄があるかまたはやや無柄、楕円形〜卵円形、長さ1〜3.5cm、幅0.6〜2cm、鋭頭、基部はくさび形、両面に赤褐色の粗毛を散生し、上面中央に逆V字形の暗紫色斑があり、下面には腺点が点在する。
 托葉鞘は膜質で筒状、長さ5〜8mm、上端は切形、帯褐色の縁毛がある。
 花期はほぼ周年。
 花序は茎頂に1〜3個生じ、頭状で球形、径0.6〜0.8cm、多数の花を含み、柄には腺毛を散生する。
 花被は淡紅色〜白色で、長さ約2mm、5浅裂し、裂片は直立する。
 雄蘂は8本で花被から抽出せず、花柱は3本で短い。
 痩果は、3稜形で長さ1.5〜2mm、褐色でやや光沢がある。
 関東以西から琉球に分布する。
 原産地は中国南部〜ヒマラヤ。
 観賞用に明治中期に導入され、1960年代以後都市部を中心に野生化するようになった。
 原産地では形態の変異が大きいが、日本に帰化している型は葉が小さく、蜜につき、全体が紅紫色を帯びるものである。 

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