9月中旬に美しいヒヨドリジョウゴの花を見かけて以来、何度か足を運び、緑色の果実の観察を続けました。
11月が終わる頃、ようやく、果実の色が赤味を帯びた緑色に変わりました(4段目の2枚の写真)。
赤く熟した果実は、冬枯れの野によく映え、ヒヨドリが好んで食べるそうですので、食べられないうちにと、12月早々、撮影に出掛けました。
ヒヨドリが食べたのか、落果したのか分かりませんが、観察ポイントの果実は赤く熟していましたが、残りわずかになっていました(5段目の2枚の写真)。
マルバノホロシの果実よりも一回り小さい感じですが、よく似ています。
幸運にも、帰路、たくさんの赤い果実をつけたヒヨドリジョウゴが高い崖からぶら下がっているのを別な場所で、見かけました(6段目以降の3枚の写真)。
【ヒヨドリジョウゴ(原色牧野植物大図鑑から)】
東アジアの熱帯から温帯に広く分布し,日本各地の山野の道橋などに生える多年草。
茎は、細長くつる状で,全体に腺毛が多い。
葉は、長さ3〜8cm,下部の葉は1〜2対の切れ込みがある。葉柄は他物にからむ。
花は夏から秋,花冠の5裂片は、初め径1.5cm位に開き,後方に反り返る。
果実は、径8mm位。
和名の鵯上戸(ひよどりじょうご)は、鵯が熟果を好んで食べることに基づく。
有毒植物。
DSCN5896-1 ヒヨドリジョウゴ 10.12.04 綾町北俣
DSCN5844-1 ヒヨドリジョウゴ 10.12.04 綾町北俣
R0011685-1 ヒヨドリジョウゴ 10.11.27 綾町北俣
DSCN5655-1 ヒヨドリジョウゴ 10.11.11 綾町北俣
DSCN5899-1 ヒヨドリジョウゴ 10.12.04 綾町北俣
R0011571-1 ヒヨドリジョウゴ 10.10.31 綾町北俣
R0011376-1 ヒヨドリジョウゴ 10.10.17 綾町北俣
R0011374-1 ヒヨドリジョウゴ 10.10.17 綾町北俣
DSCN5900-1 ヒヨドリジョウゴ 10.12.04 綾町北俣
R0011718-1 ヒヨドリジョウゴ 10.12.04 綾町北俣
DSCN5834-1 ヒヨドリジョウゴ 10.11.27 綾町北俣