加江田渓谷は、場所によっては撮影に光線が不足する薄暗い場所が多く、山野の木かげに生えるハダカホオズキはなかなかうまく撮れませんでした。

 茎は、高さ60〜90cmで、やや2叉状によく分枝し、横に広がります。
 多くの分枝は、地を這っていました。

 同じナス科のイヌホオズキを一回り以上大きくしたような印象がありますが、イヌホオズキの果実は黒く熟し、ハダカホオズキは赤熟します。

 葉は、長さ8〜18cmで、かなり大きくなりますが、薄く弱い感じです。
 葉先は尖り、基部は狭まって短柄となります。

 花は、夏から秋、花冠は径約8mmで、裂片は反り返ります。
 果実は、径7〜10mmで、初冬まで枝に残ります。

 和名は、がくが果実を包まないことからついたそうです。


 個体数が少なく、赤い果実も殆どついていませんでしたので、他の場所で撮影したハダカホオズキの写真を別ページに掲載していますので、あわせてご覧ください。


 昨秋、見落としていたのでしょうか。
 すっかり葉を落とし、赤い果実だけをたくさんつけたまま、越冬したハダカホオズキを見かけましたので、写真を追加しました(最下段の写真)

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P1100659-1k ハダカホオズキ 06.03.05 加江田渓谷

L09762 ハダカホオズキ 05.11.13 加江田渓谷

L09920 ハダカホオズキ 05.11.15 加江田渓谷

ハダカホオズキ  ナス科 ハダカホオズキ属