『県立青島亜熱帯植物園のアボカドが、30年目に果実を付けました。』 との地元紙の記事(2008.12.06付け 宮崎日日新聞)を見て、早速、観察に出掛けました。
果実の脂肪分が豊富で、俗に「森のバター」とも呼ばれるアボカドは、かなりの高木です。
見上げると、深いグリーン色をした果実が、葉陰に数個、見え隠れしています。
望遠レンズで、なんとかアボカドの果実を撮影できました。
植物園のお話では、以前から、毎年1〜2個実っていたそうですが、一度にたくさんの果実が実ったのは、初めてのことだとのことでした。
図鑑によると、アボカドは、1000花とか、5000花といわれる位、花数に比べて結実の難しい植物だそうです。
花期は春ということですので、観察を続けます。
2011年4月上旬、アボカドの高い枝先に、小さな蕾が円錐状にたくさんついているのに気付きました(4段目右側の写真)。
10日ばかり過ぎて、開花状況を見に出掛けると、僅かですが、花が開花しているようでした。
見上げるような高木ですので、上手く花を撮影するのは至難のわざでしたが、とりあえず、その時撮影した写真を追加しておきます(4段目以降の3枚の写真)。
【アボカド(原色樹木図鑑(北隆館)から)】
熱帯アメリカ原産の常緑高木。果実を追熟させ、または熟果を食用にする。
樹高は、6〜25m。
葉は、長さ10〜25cmで楕円形、表面は暗緑色、裏面は緑灰白色で、枝先に蜜に互生。
花は、直径1cm内外、淡緑黄色で香りがあり、枝先に円錐状につく。
果実は、10〜20cm×10〜20cm。 種子は1個で、太く厚い2枚の子葉。
P1080960-3アボカド果実 08.12.9県立青島亜熱帯植物園
DSCN7578アボカド 花&蕾 11.04.22県立青島亜熱帯植物園
DSCN7293アボカド 蕾 11.04.12県立青島亜熱帯植物園
P1080965-3アボカド果実 08.12.9県立青島亜熱帯植物園
P1080954-3アボカド果実 08.12.9県立青島亜熱帯植物園
アボカド クスノキ科 ワニナシ属
DSCN7574アボカド 花&蕾 11.04.22県立青島亜熱帯植物園
DSCN7569アボカド 花&蕾 11.04.22県立青島亜熱帯植物園
DSCN9907-1アボカド果実 11.10.19県立青島亜熱帯植物園
DSCN9908-1アボカド果実 11.10.19県立青島亜熱帯植物園