この花については、ちょっと経緯があります。はじめてコース内で写真を撮ったのは、昨年11月1日です。
赤マンマという別名があるとおり、コース内のタデは赤い花のイヌタデばかりでしたが、中に白い花をつけたタデを見つけて、珍しく思いましたので、撮影しました。イヌタデのシロバナ種といったところです。
白花のタデは、シロバナサクラタデがありますが、花穂が下垂するとなっています。
ハルタデは、白花もあるといいますが、全体が直立するとされており、その点が合いません。
オオイヌタデも白色があるとのことですが、粗大なタデです。
結局、図鑑類では種名を確定できず、一株採取して自宅の庭に移植したところ、今年芽を出し、5月下旬には花を開きました。
昨年の写真は、秋です。秋まで咲き続けるでしょうか。
春から花を咲かせるのは、ヒメタデ、ハルタデ、サナエタデ、花期が初夏から秋というタデ属は、イヌタデ、ニオイタデ、ヤナギタデ、夏から秋は、オオベニタデ、オオイヌタデ、ホソバイヌタデ、ケネバリタデ、シロバナサクラタデなどで、他の多くのタデ属の花期は秋です。
結局、花の色以外はイヌタデのようですので、イヌタデ(白花)としておきます。
03.10月末現在、まだ白い花を咲かせ続けており、花期の点でもイヌタデでした。
イヌタデ(白花) タデ科 タデ属
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PICT2231-3イヌタデ(白花) 03.5.19
PICT2233-3イヌタデ(白花) 03.5.19