コウヤマキ  スギ科 コウヤマキ属    県:準絶滅危惧

 樹形の美しさからか、シマナンヨウスギヒマラヤスギとともに、世界三大庭園木のひとつとされているコウヤマキが、県庁南庭園に2本植えてあるので、ビックリしました。

 短い枝につく濃緑色の線形の葉は、枝を囲むように輪生しています(2段目の写真)

 和歌山県の高野山に多くみられるのでこの名前があり、スギ科に分類されていたのですが、現在は独立したコウヤマキ科として扱われているようです。 
 ここでは、以前の分類(スギ科)で標記してあります。



【コウヤマキ(原色樹木図鑑(北隆館)から)】

 福島県以南、九州に分布する常緑針葉高木。
 幹は、直立、30〜40m、径1m位。
 樹皮は赤褐色で縦裂、長片して剥離。
 枝は細く、輪生、若い長枝は、淡緑のち褐色、無毛。
 葉は、長枝に鱗片葉で粗生、枝先で群生。
 雌雄同株。
 4月に開花、雄花は枝先に頂生、卵形の穂状花序。雌花も頂生。
 球果は、翌10月に成熟、緑褐色の楕円形。種鱗は扇形。種子両側に狭翼。

P1140397-3コウヤマキ 09.9.05県庁南庭園

P1140318-3コウヤマキ 09.8.25県庁南庭園

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P1020338-1コウヤマキ 08.2.17県庁南庭園

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P1140316-3コウヤマキ 09.8.25県庁南庭園