サネカズラは、なんと言っても、美しい赤い果実が印象に残る植物です。 

 なかなか花を観察する機会がありませんでしたが、たまたま訪れた御池キャンプ場で、淡黄色の花を観察しました。
 大きな木に巻き付いたつるからぶら下がるように雄花が一輪、咲いていました。
 雌雄異株といいますが、雌雄同珠もあるといいます。
 同じつるに幼果もぶら下がっていましたので、雌雄同珠のつるのようです。

 高いところでしたので、上手く撮影できませんでしたが、とりあえず掲載しておきます。


 2016年、別の場所ですが、蕾、雌花、雄花、まだ小さな幼果を同時に観察する機会がありました。
 雌雄同珠の1本のつるです(3段目右側~6段目の7枚)
 


【サネカズラ(原色牧野植物大図鑑から)】
 関東地方から琉球列島,及び台湾,中国の暖帯に分布,山地に生え,ときに庭木として栽植する常緑つる木。
 葉は、長さ5~15cmで、光沢がある。
 花は夏に咲き,雌雄異株。
 和名の実葛は、秋の果実が美しいのでいう。
 古名サナカズラは、滑り葛の意味。
 枝の皮の粘液を水に浸出して整髪に用いたので、美男葛の一名がある。
 果実は、五味子の代用として強壮や咳止めの薬とされる。
DSCN3384c サネカズラ雄花 16.08.28 都城市
DSCN3384c サネカズラ雌花 16.08.29 都城市
DSCN3384c サネカズラ蕾 16.08.29 都城市
DSCN3384c サネカズラ幼果 16.08.28 都城市
DSCN3384c サネカズラ 16.08.29 都城市
DSCN3384c サネカズラ 16.08.28 都城市
DSCN3384c サネカズラ 16.08.28 都城市
DSCN2727a サネカズラ 13.08.29 御池キャンプ場
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DSCN2730a サネカズラ雄花 13.08.29 御池キャンプ場
サネカズラ  マツブサ科 ビナンカズラ属 別名 ビナンカズラ、サナカズラ
DSCN2728a サネカズラ 13.08.29 御池キャンプ場