3年前、都城市早水公園を散策中、シマバライチゴと標示された見慣れないキイチゴ2株を見かけました。

 翌年(2015年)の秋、観察していたうちの1株の枝先にをつけ、白い花を咲かせているのを見つけました(1~3段目左側の3枚の写真)

 花期は、秋から初冬といいますが、翌2016年は、8月末に早くも枝先からぶら下がるように咲いている白い円錐花序を見かけました(3段目右側~5段目の5枚の写真)

 早水公園に移植された同公園緑の相談所の所長さんによると、シマバライチゴは、長崎県の島原地方に数個所,大村市黒木に産する、日本では稀産のイチゴだそうです。

 冬に赤熟したシマバライチゴの果実を観察しました。
 別ページに掲載しましたので、あわせてご覧ください。



【シマバライチゴ(原色牧野植物大図鑑から)】
 長崎県・熊本県,及び中国大陸中南部に分布する落葉小低木。
 茎は弓状に曲がり、高さ1~2m,硬く扁平でかぎ形のとげがつく。
 葉は、表面は脈上に,裏面は全体に細毛が密生して灰褐色になる。
 花は、秋から初冬,枝先に長さ10~15cmの円錐花序になる。
 果実も冬に熟し、ブドウのようになり,垂れ下がる。
 和名は、島原半島で最初に採集されたため。
シマバライチゴ  バラ科 キイチゴ属
R0018180 シマバライチゴ 16.08.27 早水公園
R0018181 シマバライチゴ 16.08.27 早水公園
DSCN3361c シマバライチゴ 16.08.27 早水公園
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DSCN2442c シマバライチゴ蕾 15.10.14 早水公園
DSCN2441c シマバライチゴ 15.10.14 早水公園
DSCN2429c シマバライチゴ 15.10.14 早水公園
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DSCN3362c シマバライチゴ 16.08.27 早水公園
DSCN3363c シマバライチゴ 16.08.27 早水公園