カラスザンショウ ミカン科 サンショウ属  

8304 カラスザンショウ 04.8.6 29号線野尻町

 同科同属のイヌザンショウをもう一回り粗大にしたカラスザンショウは、イヌザンショウ同様、山野でよく見かける木です。

 植物の名前で、イヌとかカラスというのは役に立たないという意味で使われることが多く、人間に利用されることはないと思っていましたが、カラスザンショウを蜜源に利用した蜂蜜があります。

 カラスザンショウもイヌザンショウ同様、蕾の時期が長く、なかなか開花しません。
 また、カラスザンショウは大木が多く、なかなか近寄れず、花の接写に苦労しました。

 
その後、カラスザンショウの黄葉、果実も記録のために撮影しましたので、別ページに掲載しました。

 また、加江田渓谷で撮影したカラスザンショウも、別ページに掲載しています。



【カラスザンショウ(原色牧野植物大図鑑から)】 
 本州,四国,九州,琉球列島,小笠原,及び朝鮮半島南部,台湾,中国,フィリピンに分布し,暖地に生える落葉高木。
 高さ6〜8m。樹皮は灰色で縦に皮目がある。
 若枝のとげは短く多い。
 小葉は、長さ6〜15cmで無毛,褐色の油点がある。
 雌雄異株。
 花は夏,枝先に短い円錐花序をつけ,軸の片側に微毛を密生する。
 和名の鴉山椒は、役に立たないのでカラスという言葉をつけた。

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P1080111-1 カラスザンショウ 05.8.22 都城市

8333 カラスザンショウ 04.8.11 17号線宮崎市

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P1080112-1 カラスザンショウ 05.8.22 都城市

3157-1カラスザンショウ 03.8.10 223号線高原町