サギゴケ  ゴマノハグサ科 サギゴケ属 別名 ムラサキサギゴケ

 サギゴケとトキワハゼウリクサは、ともに背の低い同属の小さな花で、よく似ています。

 決定的な差は、匍匐枝を出すのがサギゴケ、出さないで花茎がヒョロリと立ち上がるのがトキワハゼです。

 花はサギゴケのほうが大きい、トキワハゼは年中咲いているなどの違いでは、なかなか区別ができません。

 写真はサギゴケですが、匍匐枝のあることがよく分かるように撮影したものです。
 花だけでは、どちらか分かりません(3段目右側の写真)。


 北海道南部から九州までの田のあぜや道端に多い多年草です。
 花茎は高さ5〜10cmで、基部から匍匐枝(ほふくし)を長く出します。
 花茎の下部に群生する葉は、長さ4〜7cm。
 花は、春から夏、花冠は長さ1.5〜2cm。 
 柱頭は、2裂して開き、触れると閉じます。

 和名の鷺苔(さぎごけ)は、白色花をサギに見立てたもの。 紫花花を 『ムラサキサギゴケ』 と区別し、呼ぶこともあるようです。

L10780 サギゴケ 06.03.10 平和台公園

L12132 サギゴケ 06.04.17 平和台公園 

L12130 サギゴケ 06.04.17 平和台公園

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L12127 サギゴケ 06.04.17 平和台公園