コゴメバオトギリ  オトギリソウ科 オトギリソウ属

 オトギリソウの類は変異が多く、区別が難しいといいますが、まさにそのとおりで、素人泣かせです。
 オトギリソウ、サワオトギリナガサキオトギリコケオトギリヒメオトギリ等々です。

 このコゴメバオトギリも、県総合博物館に照会した結果、名前が分かりました。

 よく分枝するのが特徴だそうです。
 そういえば、オトギリソウの基部は殆ど分枝せず、直立していました。

 ヨーロッパ原産で、アメリカ、オーストラリア、アジアなどの温帯に帰化している多年生草だそうです。

 図鑑類にもまだあまり記載されていません。

 本州、九州には、1930年代に帰化し、草地や荒地、道端などに散発的に見られるといいます。

 在来種に取って代わるような勢いの帰化植物が多い中、このコゴメバオトギリは、それほど目立ってはいないそうです。
 アメリカの放牧地では、強害雑草であり、本種を対象にした昆虫を用いた生物防除が行われているそうです。

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N105200 コゴメバオトギリ 06.8.1 白鳥温泉

N105198 コゴメバオトギリ 06.8.1 白鳥温泉

N105202 コゴメバオトギリ 06.8.1 白鳥温泉 

N105201 コゴメバオトギリ 06.8.1 白鳥温泉